武田教授の意見
「早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい」という書籍もあります。これは中部大学教授で、環境や原発問題の専門知識を有し、日本原子力学会平和利用特賞、日本エネルギー学会賞など数多くの論文受賞している武田教授の著書です。
他にも「武田邦彦が教える子どもの放射能汚染はこうして減らせる!・竹書房」を始めとする多くの著書があります。なかなか刺激のある題名ですね。
果たして本当に煙草は身体に悪いものなのだろうかと唱え、感情論に振り回されていると、真実が見えなくなることがあると述べています。武田教授も肺がんについて、タバコを吸う人が2分の1になったのに、肺がん患者が5倍に増えているという点に矛盾を感じています。
「早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい」という衝撃的なタイトルのこの書籍でも、科学的データを元にタバコの実害を検証しています。更には、「禁煙運動を進めると官僚の天下り先が増える」、「タバコは1日20本までなら健康に生きられる」など、取り巻く社会やタバコと健康に付き合う方法なども解説しています。
さて、タバコより他に肺がんの原因があるのではないかという論文がイギリスで出版されました。世界でタバコの害にもっとも厳しいイギリスからです。日本人が言っても信用しないのですが、なぜか白人がいうと信用するという後進性がまだ日本には残っているようにも思えます。
喫煙率が下がるようになってすでに40年も経過し、その反面、肺がんは増える一方というのは確かにおかしく、禁煙運動側も少しは考えなければならないのかもしれません。社会でタバコを禁止するという方法ではなく、タバコを吸う人にマナーを求めるというのが妥当だとも述べています。